事務局長の山本です。
先月8月11日の地震以降、家具転倒の器具などが、
ホームセンターなどでかなり売れているそうです。
確かに、あの揺れを体験すると、
「家具やテレビなどの固定はしておかなくちゃ、ヤバイな」
って気になります。
平成7年1月17日に発生した、阪神・淡路大震災の
負傷者は、約4万3千人。
そのなかには建物に特別な被害がないにもかかわらず、
家具や家電の転倒や散乱によって、
逃げ遅れたり室内でケガを負った方も多数含まれています。
震度7の地域では、住宅の全半壊をまぬがれたにもかかわらず、
全体の約6割の部屋で家具が転倒し、
部屋全体に散乱したというデータがあります。
しかも、ただ倒れるだけでなく、食器棚などは扉が開いて中の食器類が散乱し
冷蔵庫やピアノは、移動してしまい、
テレビや電子レンジが飛ぶ、といった、
日常では考えられない現象も確認されています。
つまり建物が無事でも、家具が転倒するとその下敷きになってケガをしたり、
室内が散乱状態のために
延焼火災から避難が遅れてしまう、など、
居住者被害も大きくなるというわけです。
日頃からの備えが本当に大事になってくるのですね。
私の家も、十分に見直さなくてはいけませんな。